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メーデー弾圧とは?
★2006年4月30日(日)、「自由と生存のメーデー06」のデモに「階級」的な政治弾圧がくわえられました(詳細12当日の動画@レイバーネット、写真12)。弾圧で一名が道交法違反、二名が公務執行妨害で逮捕。★経過:5/2検察送致&激励行動二名勾留決定、5/6東京で激励行動&情宣/福岡で街頭情宣-報告12。5/7渋谷の準抗告棄却弾劾! 5/8より渋谷署で房内処遇改善を要求してハンスト決起! 5/9準抗告により原宿釈放! 5/10-11東京地裁前情宣10日報告11日報告)、5/11勾留理由開示請求公判弾圧被害者釈放のためキャンセル、処遇改善要求支持者への返礼で渋谷署内留置所へ激励行動緊急集会奪還集会として開催、140名参加の盛況、集会宣言。★小倉利丸さんの弾圧分析Cruel suppression to Japanese Mayday demonstrators by Police和訳 ★富永さとるさんの分析 ★公安警察も反対の共謀罪?
English Resources
A Statement Against Police Suppression at May Day Demonstration | English Appeal | All demonstrators released
声明賛同・連帯メッセージ募集
救援会の抗議声明への賛同署名と支援・連帯のメッセージをお寄せください。
メーデー弾圧抗議声明 ★賛同一覧
各種リソース
情宣・カンパ要請用PDF (1.03MB)
抗議声明・賛同要請用PDF (940KB)
仲間を返せ! メーデー不当弾圧を許すな5・11緊急集会PDF (1.04MB)
★すでに道行くすべての人必携の時代? 日弁連の被疑者ノート/PDF1MB─逮捕時の自分の人権を守る実践方法が弁護人への書き込みノート形式でまとめられています。★救援連絡センター救援ノートも必読!
連絡先
連絡先:
〒105-0004 東京都港区新橋2-8-16 石田ビル4階14号 救援連絡センター気付
FAX: 03-3352-6594
E-mail: mayday06q(at)yahoo.co.jp
抗議先
原宿警察署
TEL: 03-3408-0110
FAX:03-3408-2270
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-3-15
渋谷警察署
TEL: 03-3498-0110
FAX: 03-3498-1750
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-8-15
警視庁本庁(警備課)
TEL: 03-3581-4321
FAX: 03-3502-1430
〒100-8929 東京都千代田区霞が関2-1-1
※門真市議・戸田ひさよしさんのご尽力によりFAX番号追加
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メーデー救援会
「自由と生存のメーデー06」弾圧粉砕! 三名全員奪還!
2006年4月30日(日)、「自由と生存のメーデー06」の集会と“サウンドデモ(レイヴデモ)”が開催され、100名近くの人々が「プレカリアート(不安定雇用層)」の企画に参加。しかしデモ当初から警察が弾圧を策動(逮捕の恫喝や警告プラカード準備等)、「道交法55条違反」を理由に運転手を行政処分(青切符)、DJをサウンドカーから引きずりおろして逮捕したうえ、混乱にまきこまれた一名も「公務執行妨害」で逮捕。さらにサウンドシステムを積んだトラックを強奪(即日準抗告で翌5月1日奪還)。また、デモコース終盤の渋谷ハチ公前を過ぎたあたりで、「MAYDAY」の垂れ幕を掲げたバルーンを公安警察が強奪しようとして現場が混乱、この過程で一名を「公務執行妨害」でバルーンごと逮捕。去年も同じ態様のメーデーデモが行われているのに、なぜ今年は逮捕?!(詳細12当日の動画@レイバーネット、写真12) 5月2日逮捕の身柄拘束満期で検察送致&激励行動。DJは勾留請求されず釈放。警察の無法なやり方に検察が勾留請求を断念したものの、「公妨」の二名は勾留請求・決定(詳細)。6日東京で激励行動&情宣、福岡で街頭情宣(報告12)。7日渋谷の準抗告棄却弾劾! 渋谷署留置の仲間が8日より房内処遇改善を要求しハンスト決起! 9日原宿の準抗告が「認容」され釈放! 10・11日に東京地裁前情宣10日報告11日報告)、勾留満期の11日の勾留理由開示請求公判弾圧被害者釈放ハンスト勝利(要求詳細)!のためキャンセル(予定されていた弁護人意見)、三名全員を無事取り戻しました。同日、処遇改善要求支持者への返礼で渋谷署内留置所に向け激励行動留置所見取り図)、夜の反弾圧集会奪還集会として開催、140名が参集(livedoorニュースJanJan)、集会宣言採択。共同通信取材に対する原宿署のデタラメDJ、共謀罪TVで語る。金曜アンテナ・蹂躙されたメーデー。東京新聞・サウンドデモなぜ摘発。8月5日やり返しデモ→集会:8.5プレカリアート@アキバ、150名参加!

メーデー弾圧抗議声明 ★賛同一覧

4月30日のデモに参加して警察の違法行為による被害にあわれた方・目撃した方は救援会に情報をお寄せください!
踏み付けられたプレーヤー切断されたDJのヘッドホンバルーン損壊&紛失?ディストーションギターさん報告

※救援会作成の公開情報資源の取扱いはすべて自由とします(GFDLに準じます)。救援会以外のリソースに関しては、著作者に直接お問い合せいただければ幸いです。

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【速報】8.5プレカリアート@アキバ、150名参加(延べ200名?)で無事にやりきりました
救援会も実行委員会(主催者)に加わった「8.5プレカリアート@アキバ」の「デモ→集会」は無事に終えることができました。デモの参加者はおよそ150名ほどで(ただし実行委内でも120〜200間で諸説あり)、「やり返し」の一つの結果をかちとることができたと思います。

しかし依然として「示威行進(デモ)」は道交法の網にかけられたままです。また交通整理に必要と思われる人数をはるかに超えた大人数の警備警察・機動隊がデモにはりつき、車道側だけでなく歩道側に展開して歩行者の通行を妨げ、あるいはカラーコーンと通行を阻止する棒を事前に設置するなどして歩道からのデモ参加を妨害し、またデモ主催者のビラまきも妨害し、さらに指揮官車から(サウンドカーの出力よりもうるさい)大音量で「デモが迷惑をかけている」などと喚き立てるなど、デモへの不当な規制・介入も依然として行われています。これら街頭表現を縮減しようとする警察の不当・違法な活動をはねのけていくには長期的な努力が必要になるかと思います。これからも一つ一つ闘いを積み重ねていくしかありません。

しかしとにもかくにも、無事にデモをやりきることができました。また集会にも多くの方にご参加いただくなかで、「不安定さ」(プレカリティ)にまつわる様々なことについて熱心な討論も行なわれ、その後の交流も盛り上がりました。ご支援・ご注視いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。

※ちなみにデモには言い掛かり的な「公安条例違反」(遅滞=遅足など、デモの「許可条件」違反とするもの)による警告が連発され、公安警察からの直接の恫喝が加え続けるなど、付け入る隙があればいつでも弾圧しようとする警視庁の意図がむき出しになっていました。またレイバーネットの動画にもはっきり記録されていますが、機動隊8機の指揮官車(指揮官「広報」車)の妨害アナウンスには、「デモが迷惑をかけてきたこと」として「ことさらな遅足」のほかに「立ち止まりを繰り返し」とありますが、これは出発地の管轄署である神田警察署の警備課・交通課と実行委との間で確認された「安全確保のためにDJ交替時に停車・停止する」という合意(ただしデモと荷台乗車の「許可」条件には明文化されていない)を無視したデマ宣伝というやつです。神田署の皆さ〜ん、だからあれほど管轄が変わる時には停車・停止のことなども含めて、きちんと引き継ぎ・申し送りをしてくださいよと実行委はデモ出発前に確認したじゃないですか。後で騙すようなことをするなと。また管轄が変わる時にちゃんとそれぞれの署の皆さんにもその旨「話」をしているじゃないですか。それなのになぜ指揮官車の高みから平然と、しかもえらっそーにウソをつきまくるのでしょうか。公安に指揮されて「署長」名義で警告を読み上げていた警察官は、このような破廉恥な白昼公然のウソに加担させられ、自らの職務を恥ずかしく思わないのでしょうか(名前を使われる署長もいい迷惑ですね)。とはいえ、これは入念に打ち合わされたわざとらしい「指揮と現場の乖離」でしょう。「申請」の窓口の所轄には「合意」させていおいて、警備公安警察(のエライ人)が当日現場ではだまし討ちにする。本当に警察は汚い手を使ってくるものです。これで公務員というのだからおそろしい。

Also Sprach Mkimpo Kid:8.5プレカリアート@アキバ
http://mkimpo.com/diary/2006/akiba_06-08-05.html

レイバーネット:4.30弾圧を許すな 8.5プレカリアート@アキバ 〜やられたままで黙ってはいないサウンドデモ
http://www.labornetjp.org/news/2006/85Akibasound/

反戦と生活のための表現解放行動(元反戦反政府行動):8.5メーデー弾圧ふざけんなデモ!!
http://d.hatena.ne.jp/posada/20060807

アキバBlog(秋葉原ブログ):「プレカリアート@アキバ」 負け組とも言われる世代・層?のデモ
http://www.akibablog.net/archives/2006/08/post_676.html

いちヘルパーの小規模な日常:サウンドデモ、併走
http://d.hatena.ne.jp/sugitasyunsuke/20060805/p1

大澤真幸萌え(おまえ):自由と生存のブルーシートを8/5にやります
http://d.hatena.ne.jp/nisemono_san/20060720

増山麗奈の革命鍋!:広島から61年
http://renaart.exblog.jp/4282891/

メイドさん的Blog(メイドブログ):サウンドデモが行われていたアキバ、メイドさんが全然いなかった
http://www.maidblog.net/archives/50435707.html

24-Hour Survival:「サウンドデモ」アキハバラ珍道中
http://d.hatena.ne.jp/Dryad/20060805#p1

脱下流日本!:「今に見ていろ」ト云フ気持抑ヘ切レス:フリーター・サウンドデモ観戦記
http://blog.livedoor.jp/labour21/archives/50276593.html

マウスパッドの上の戦争。:んで、どうだったのよ?サウンドデモ@秋葉原は。
http://d.hatena.ne.jp/ziprocker/20060806

猿虎日記:8.5.サウンドデモ
http://d.hatena.ne.jp/sarutora/20060806/p1

アキバではたらくプログラマのBlog:中央通りに警官がたくさんいた
http://blog.xe.bz/archives/50508422.html

アキバ萌ゆ。:突然だが、機動隊車両の解説でも
http://akibamoyu.livedoor.biz/archives/50655242.html

manif@akihabara (YouTube) 動画
http://www.youtube.com/watch?v=X5EkuLz1Byc

Simple Like This!(Seesaa edition):やっぱり週末記
http://simplelikethis.seesaa.net/article/22060932.html

| ニュース | 14:41 | - | trackbacks(69) |
All demonstrators released
The three arrestees were respectively released on May2, 9, and 11. None is prosecuted now; however, it does not mean that the three are finally exempted from prosecution, but released simply because the prosecutors suspended deciding whether to charge them criminal penalties or not. Although many such cases would end up without further prosecution, the former arrestees are still placed in very awkward positions. Please pay your attention to the development of this Mayday incident and be patient while the appearance of new information in English delays.
| ニュース | 20:53 | - | trackbacks(0) |
「一度、デモを許可して逮捕するんじゃ、まるでワナ。」(東京新聞記事より)
東京新聞で、メーデー弾圧が特集記事として報道されました。当日逮捕された人への取材や、原宿署への周辺取材も含めたうえで、“サウンドデモ逮捕”の持つ意味について整理された記事となっています。

「許可しておいて逮捕する。さしずめ「追い込み漁」のようなものだ。わずか百人程度のデモ、警官を大動員するほどの“脅威”だろうか。筋違いを承知で書くが、未解決の栃木県の女児殺害や、秋田県の男児殺害など、警察力を問われる事件が相次ぐ。こちらの方がよほど脅威だと思う。力を注ぐべきは−。」(東京新聞デスクメモ)

東京新聞/サウンドデモなぜ摘発

この記事によれば、原宿署・小宮正副署長はDJ逮捕の件について次のように説明したようです。「道交法55条ではトラックの荷台に乗れるのは荷物を見る目的だけ。今回はそうではなく明らかに違反。しかも、警告に従わなかった。それでも軽微な犯罪で通常は現行犯逮捕には至らないが、今回は当人が名を名乗らず、逃亡の恐れもあると判断した」。また、何度も同じ態様のデモが行われていることについては、「私個人はよく分からないが、新しい形態で検討が十分されてこなかったのではないか」。

原宿署は「名を名乗らず」と言っていますが、現実には誰何はなされていません。原宿署はDJ逮捕に直接関与すらしていないのに、なぜこうした断言ができるのでしょうか。実際には私服の公安警察官がいきなり荷台に襲いかかるようにしてDJを拉致していったわけで、DJ逮捕に関しては所轄の原宿警察署の頭越しに本庁の公安警察が暴虐を働いたとしかいいようがありません。もちろん彼ら公安警察官にしても“氏名を問う”ことはしておらず、最初から「機材をいじったらパクる」と恫喝し、その通りにしたというのが事実なのです(映像に記録されています)。しかもDJと機材を載せたトラックは、周囲を公安・所轄警備課・交通課などの警察官によって幾重にも包囲されていたわけで、“逃亡の恐れ”などあるはずがない。運転手が切符をきられることに応じて何ら抵抗していないことを見ても、警察のプロパガンダが徹頭徹尾デタラメであることは明らかです。むしろ運転手やDJが誰何に応じようと応じまいと、本庁の公安警察は最初から「自由と生存のメーデー」を潰そうと“逮捕劇”を仕掛けてきたのだと私たちは分析しています。

メーデーデモは去年も行われ、同じようにサウンドカーを出して無事に終えています。「一度、デモを許可して逮捕するんじゃ、まるでワナ」という弾圧被害者の言葉が真に迫ってくるのも、こうした状況を踏まえているからです。

さらに、これまで同じ態様の“サウンドデモ”が行われてきたことに対して、「今までは十分検討されてこなかったから(スルーしていた)」という主旨の「個人的意見」を原宿署の副所長は述べていますが、これも苦しい言い逃れです。というのも、メーデー弾圧後の5月3日の東京・日比谷の憲法集会でも同様のサウンドカーがデモのなかに登場し、何ごともなく無事にデモを終えているからです。

なぜ、「自由と生存のメーデー」だけが狙い撃ちのようにして弾圧されなければならないのか。その合理的“説明”は警察にはできません。恣意的に法を運用しているのですから、できるわけがないのです。

マスコミの取材に対して原宿署がこのようなデタラメを繰り返しているのも、おそらくは、事後に本庁の警備公安警察と所轄署の警備課(と交通課)などが“共謀”して、プレス向けのストーリーをつくりあげた結果なのではないでしょうか。それにしてもお粗末であるとしか言い様がありません。
| ニュース | 16:13 | - | trackbacks(0) |
5・11集会の報告記事がJanJanに
ネット発市民メディアの「インターネットJanJan」に、5月11日の緊急集会の詳細な参加報告記が公表されています。弾圧被害者の訴えはもちろんのこと、毛利嘉孝さん(東京芸術大学教員)の、(私たちの指摘にはない)「心の弾圧」という提議についてもレポートされており、参考になります。また「やられたままでは黙っていない」という集会主催者の意志にもふれられるなど、大変心強い内容となっています。

「仲間を返せ! メーデー不当弾圧を許すな 5.11緊急集会」参加報告
| ニュース | 00:44 | - | trackbacks(0) |
共謀罪TVでDJ取材映像が公開されました
共謀罪TVで不当逮捕されたDJのインタビュー映像(1分47秒)が公開されています。ルポライターの西村仁美さんの取材によるものです。リードでは共謀罪先取りにつながる警視庁公安部主導の弾圧であることが的確に指摘されています。

共謀罪TV(ティーブイ)
不当逮捕されたDJが語る
| ニュース | 15:15 | - | trackbacks(0) |
イルコモンズ謹製・抗議PV
イルコモンズさんが、依然一名が勾留されている状況時に「抗議のPV」をつくってくださいました。(エドワード・サイードのコメントを添えて) すでに三名全員釈放されていますが、引用・リンクさせていただきます。
「プレカリアート:WHAT TIME IS JAPAN?」
B&W 6分9秒 48.5MB wmv
音楽:KLF 編集:イルコモンズ
「知識人の役割は、けっしてナイーヴなものではなく、またロマンチックな理想論として簡単にかたづけられるものではない。わたしがいう知識人とは、その根底において、けっしてコーディナーターでもなければ、コンセンサスをかたちづくる人でもなく、批判的センスにすべてを賭けるひとである。つまり、安易な公式見解やステレオタイプ的な意見を拒否する人間であり、とりわけ、権力の側にある者や伝統の側にある者が口にしたり、やったりすることを、無反省に追認することに対して、どこまでも批判をなげかける人間である」エドワード・サイード「知識人とは何か」より
| ニュース | 01:06 | - | trackbacks(0) |
釈放を勝ち取ったぞ! メーデー不当弾圧を許すな5・11緊急集会
一勾(いちこう=一回目の勾留)のうちに、三名全員を奪還することができた私たちは、勾留期限の5月11日に予定していた「仲間を返せ! メーデー不当弾圧を許すな5・11緊急集会」を急遽、奪還集会に切り替えました。

結果、集会は140人以上もの人々が集まり、大成功だったと思います。予期せぬ多くの方々の来訪で、会場が立錐の余地のないくらい鮨詰め状態になってしまいましたが、それは嬉しい誤算でした。皆、メーデー実行委の、救援会の、弾圧被害者の話にじっと耳を傾け、時には笑い、時には溜め息をつきつつ、メーデー弾圧で何が起こったのか、そのことを持ち帰ろうと真剣そのもの。警察の悪らつな弾圧の“瞬間”を大写しにした映像には、多くの人が驚き呆れ、怒り、暖かい支援・連帯のメッセージに拍手が沸き起こる一幕も。

公安警察の妨害策動を粉砕するために集会時間半ばまで建物の外で頑張っていた集会実行委員。破壊されたバルーンを改めて記録撮影している実行委員。集会資料や記録動画の編集作成に奔走する実行委員。会場設営にてんてこまいになっている実行委員。そして設営を手伝ってくれる友人たち。思えば皆ぎりぎりのところで協力してここまできました。のっぴきならないところで協働できるからこそ、皆お互いを信頼してやってこれました。今回の反弾圧集会も、まさに救援活動に奔走するさなかでの、仲間のつながり抜きには考えられない打ち出しでした。そのささやかな集会に、多くの人が参加してくれたことに、私たち救援会は勇気づけられています。

そうです。改めていうまでもありませんが、私たちは一人ではありません。たとえ弾圧で私たちの間に物理的な壁がつくられたとしても、私たちはその壁を乗り越えて連帯することができるのです。そのことを確認できたのが、このメーデー弾圧で苦しみ、そして奔走してきた私たちの大きな収穫です。このことは多くの皆さんの励ましやカンパご支援や取材や… その他数えきれないほどの有形無形の援助によってはじめて成り立ちうるものです。改めてここに皆さんにお礼申し上げたいと思います。

私たちは今回、幸運なことに弾圧をはねのけることができました。しかし、いま、私たちの社会では数多くの政治弾圧が繰り返されています。私たちが受けた弾圧被害について依然としてさらに世に広く訴えていく必要があるばかりでなく、数々のビラポスティング弾圧をはじめとして、いまなお支援を必要としている仲間たちがいます。私たちは引き続き弾圧をはねのけて苦闘を続ける人々と連帯するためにも、ときに意見を異にしながらも議論を繰り返し、行動し、刻苦奮励してこの社会を変えていきたい。そう考えています。

* * *

事前に弾圧を仕組み、指揮したと思われる公安警察は、メーデー弾圧を契機とする反弾圧運動の広がりに焦っています。数時間も前から会場近くにはりついて、集会参加者をチェックをしプレッシャーをかけようとあがいていました。最も多い時で25、6人は街路にたむろしているありさまで、かつ会場のある建物のなかに数人が入ってこようとし、集会破壊を目論んできましたが、私たち救援会の仲間が防衛行動を組織してこれを粉砕、会場外に追い払いました。また外でたむろしている公安警察から集会参加者を守るためにも、救援会では最寄りの新大久保駅頭と会場付近で警戒にあたる仲間を配置し、また動画で公安警察の所業を記録し、連絡を密にしつつ妨害を監視する対応を取りました。そのうえでたむろしている公安にシュプレヒコールを叩き付きけ衆人環視のもとに置きました。というように、それだけ彼・彼女ら(女性の公安もいました※)は今回の弾圧によって引き起こされた「効果」についての「誤算」があったのでしょう。

私たちは、こうした隙あらば“物言う人々”を押しつぶそうとする、政治警察の存在を哀れに思いますが、しかし、こうした暴力装置の策動を許さず、あくまで自分たちの運動をたとえ少しずつでも広げていきたいと思っています。

「奪還集会」もその一歩に他なりません。私たちのメーデーは未完です。未完のまま勝ち取られたメーデーは、いつか必ずその全容をあらわすことになるでしょう。いや、そうさせなければならない。私たちはメーデー弾圧のようなデタラメな攻撃には決して屈せず、あきらめません。新たにつながることができた人々とともに、私たちは歩いていく。道を行く。困難があろうと、私たちは仲間とともに歩くことによってその道のりを踏破していくことができると信じています。

ですから皆さん! ともに、ただ生き・働くものとしてともに声をあげていこうではありませんか。自らの権利を守るためにどんな小さなことでも努力していこうではありませんか。そしてそのために相談をしても犯罪とされない、風通しのよい社会をつくっていこうではありませんか。私たちの“企み”──それは人が人らしく生きていける社会を勝ち取ること。「プレカリアート」がまともに生きていける環境を勝ち取ること。戦争を必要としない全世界を獲得すること。

いまこそ、集会を、抗議を、座り込みを、あらゆる個人・集団の示威運動を!

※女性の公安警察官はおそらく一名が動員されていましたが、集会終了後、私たちのある仲間が歩いている後ろをスーツ姿で尾行をはじめました。しかし夜の大久保の街でパンツスーツ姿で人の動静を窺っていたら逆に浮き上がってしまうことを知らなかったようです。即座に別の仲間に発見され、その尾行の策動を粉みじんに打ち砕かれうなだれて帰って行きました。通行人のふりをして交番に入って誤魔化したつもりになっていたのが非常に滑稽でしたが、仕事でそんな徒労をしなければならないというのもまた、非情なものです。早く転職を考えた方がいいかも。
| ニュース | 12:18 | - | trackbacks(1) |
渋谷署留置の弾圧被害者の釈放後、同留置所に向け激励行動
本日釈放された渋谷署24号さんと救援会が合流、ひとしきり歓談。喜びを噛みしめました。そののち24号さんを含む有志が渋谷へ。

渋谷署の設置された留置所の処遇改善要求の闘いが、房内のみならず隣房の人たちの支持を得て行なわれたことへの感謝の気持ちを伝えるため、また房内で頑張っている人たちへの激励のために向かったのです。渋谷署の裏手にまわり、24号さんがまずひとしきりアピールと謝辞を拡声器で伝え、続きシュプレヒコール。「××号頑張れー!」「×房頑張れー!」「皆頑張れー!」

10名ほどが口々に繰り返す、「頑張れー!」

すると、これは留置所内で「維持」されている「秩序」を考えると大変なことなのですが、「頑張るぞー!」の声が返ってきました! さらに手をあげている姿が見えます! いきおい、私たちの声に力が入ります。

すぐに警備の警官が署の裏手に現れましたが、私たちは単に激励の声を伝えにきただけ。その主旨を説明し、整然と行動を貫徹してきました。

──私たちは帰ることができるけど、中の人たちは留置され続けている。この違いは確かに大きなものです。しかし、たとえどんな「罪」に問われていようとも、人は人です。人間として健康的に生きることも含め、基本的人権は擁護されて然るべきです。留置所内の処遇がまちまちで、所轄署によって異なる対応が「内規」とやらで規定されるのは、やはり理不尽と言わなければならないでしょう。私たちはそうした思いのもとに、短い時間ではあるものの、房内で処遇改善の声を守り続けようとする人たちに声援を送りたかった。そして実際に「頑張るぞ」の声が中からも返ってくる。皆がそれぞれの思いを抱えながらの、それは一時の交感であったと言えば、自分勝手な感傷に過ぎるでしょうか。
| ニュース | 17:02 | - | trackbacks(0) |
ハンスト勝利詳報──渋谷署留置所内で広がる“生活者の連帯”
さて、すでに渋谷署24号釈放の速報のなかでも伝えた通り、24号さん要求のカミソリ(シェーバー)の個別支給は通らなかったものの、使うごとに消毒という一定の勝利を得ました。

そして、それは単なる個人的な要求に留まらず、9・10・11・12房に留置されている様々な人たちの圧倒的連帯と支持によって処遇改善要求として掲げられたものであるということが、今、本人から伝えられました。つまり“房内連帯”どころか“房外連帯”となって留置所内にこの運動が広がったのです。

午前中の「運動時間」での交流で、多くの人たちがこの処遇改善要求に興味を示し、「大阪ではT字のシェーバーが個別に入っていた」「上野署でも個別支給だ」などの情報共有が行なわれ、改善を勝ち取るための連帯感がつくられていったそうです。

渋谷署24号さんは10房に入れられていたそうですが、以下の要求項目をまとめたプラカードを格子窓の前にぶら下げてハンガーストライキを決行していたそうです。これも10房内で圧倒的な支持を得て行なわれた要求行動です。

ひげ剃りで肝炎・エイズはいや
・シェーバー・爪切りを使用ごとに消毒せよ
・個人のシェーバー・爪切りを使わせろ
・回答があるまで飯を食わんぞ

そして、要求のうち、「使用ごとの消毒」が勝ち取られたわけです。

渋谷署24号さんは11日で釈放となりましたが、要求項目を掲げたプラカードを10房の人々に託してきたそうです。その人権防衛の成果が奪われないためにも、私たちはこうした代用監獄での、ひいては刑務所での「処遇」という問題についても深く考えていく課題を与えられたように思います。

渋谷署24号さん、やっぱり私たちはあなたを誇りに思います。

そして、渋谷署留置係は早くひげ剃りと爪切りの個人支給(差入受理)を採用しなさい! 人が知らないと思って人権侵害するのがあななたちの仕事なのですか?
| ニュース | 11:25 | - | trackbacks(0) |
渋谷署24号、本日午前9時すぎ釈放!
2006年5月11日、渋谷署に勾留されていた仲間に勾留延長の請求がかけられず、午前9時すぎに釈放されました! 友人に連絡を取った本人曰く「ハンストに勝利しました」。カミソリの本数増加こそなかったものの、目の前でのカミソリの消毒を勝ち取ったそうです。しかも本人は体調を崩すこともなく元気な様子。

弾圧はこれで終わったというわけではなく、生活を破壊された弾圧被害者への連帯や、違法逮捕・違法勾留・警察の器物損壊に対する弾劾キャンペーンは引き続き必要です。私たちの闘いはまた新たなスタートをきったといえると思います。

とにもかくにも、皆様のご支援・ご注目に深く感謝いたします! ありがとうございました。
| ニュース | 10:21 | - | trackbacks(2) |