2012.06.15 Friday
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メーデー弾圧とは?
★2006年4月30日(日)、「自由と生存のメーデー06」のデモに「階級」的な政治弾圧がくわえられました(詳細1・2、当日の動画@レイバーネット、写真1・2)。弾圧で一名が道交法違反、二名が公務執行妨害で逮捕。★経過:5/2検察送致&激励行動、二名勾留決定、5/6東京で激励行動&情宣/福岡で街頭情宣-報告1・2。5/7渋谷の準抗告棄却弾劾! 5/8より渋谷署で房内処遇改善を要求してハンスト決起! 5/9準抗告により原宿釈放! 5/10-11東京地裁前情宣(10日報告・11日報告)、5/11勾留理由開示請求公判は弾圧被害者釈放のためキャンセル、処遇改善要求支持者への返礼で渋谷署内留置所へ激励行動、緊急集会は奪還集会として開催、140名参加の盛況、集会宣言。★小倉利丸さんの弾圧分析|Cruel suppression to Japanese Mayday demonstrators by Police・和訳 ★富永さとるさんの分析 ★公安警察も反対の共謀罪?English Resources
A Statement Against Police Suppression at May Day Demonstration | English Appeal |
All demonstrators released
各種リソース
★情宣・カンパ要請用PDF (1.03MB)★抗議声明・賛同要請用PDF (940KB) ★仲間を返せ! メーデー不当弾圧を許すな5・11緊急集会PDF (1.04MB) ★すでに道行くすべての人必携の時代? 日弁連の被疑者ノート/PDF1MB─逮捕時の自分の人権を守る実践方法が弁護人への書き込みノート形式でまとめられています。★救援連絡センターの救援ノートも必読! 連絡先
連絡先:〒105-0004 東京都港区新橋2-8-16 石田ビル4階14号 救援連絡センター気付 FAX: 03-3352-6594 E-mail: mayday06q(at)yahoo.co.jp 抗議先
原宿警察署TEL: 03-3408-0110 FAX:03-3408-2270 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-3-15 渋谷警察署 TEL: 03-3498-0110 FAX: 03-3498-1750 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-8-15 警視庁本庁(警備課) TEL: 03-3581-4321 FAX: 03-3502-1430 〒100-8929 東京都千代田区霞が関2-1-1 ※門真市議・戸田ひさよしさんのご尽力によりFAX番号追加
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「自由と生存のメーデー06」弾圧粉砕! 三名全員奪還!
2006年4月30日(日)、「自由と生存のメーデー06」の集会と“サウンドデモ(レイヴデモ)”が開催され、100名近くの人々が「プレカリアート(不安定雇用層)」の企画に参加。しかしデモ当初から警察が弾圧を策動(逮捕の恫喝や警告プラカード準備等)、「道交法55条違反」を理由に運転手を行政処分(青切符)、DJをサウンドカーから引きずりおろして逮捕したうえ、混乱にまきこまれた一名も「公務執行妨害」で逮捕。さらにサウンドシステムを積んだトラックを強奪(即日準抗告で翌5月1日奪還)。また、デモコース終盤の渋谷ハチ公前を過ぎたあたりで、「MAYDAY」の垂れ幕を掲げたバルーンを公安警察が強奪しようとして現場が混乱、この過程で一名を「公務執行妨害」でバルーンごと逮捕。去年も同じ態様のメーデーデモが行われているのに、なぜ今年は逮捕?!(詳細1・2、当日の動画@レイバーネット、写真1・2) 5月2日逮捕の身柄拘束満期で検察送致&激励行動。DJは勾留請求されず釈放。警察の無法なやり方に検察が勾留請求を断念したものの、「公妨」の二名は勾留請求・決定(詳細)。6日東京で激励行動&情宣、福岡で街頭情宣(報告1・2)。7日渋谷の準抗告棄却弾劾! 渋谷署留置の仲間が8日より房内処遇改善を要求しハンスト決起! 9日原宿の準抗告が「認容」され釈放! 10・11日に東京地裁前情宣(10日報告・11日報告)、勾留満期の11日の勾留理由開示請求公判は弾圧被害者釈放&ハンスト勝利(要求詳細)!のためキャンセル(予定されていた弁護人意見)、三名全員を無事取り戻しました。同日、処遇改善要求支持者への返礼で渋谷署内留置所に向け激励行動(留置所見取り図)、夜の反弾圧集会を奪還集会として開催、140名が参集(livedoorニュース・JanJan)、集会宣言採択。共同通信取材に対する原宿署のデタラメ。DJ、共謀罪TVで語る。金曜アンテナ・蹂躙されたメーデー。東京新聞・サウンドデモなぜ摘発。8月5日やり返しデモ→集会:8.5プレカリアート@アキバ、150名参加!
4月30日のデモに参加して警察の違法行為による被害にあわれた方・目撃した方は救援会に情報をお寄せください!
※救援会作成の公開情報資源の取扱いはすべて自由とします(GFDLに準じます)。救援会以外のリソースに関しては、著作者に直接お問い合せいただければ幸いです。 2012.06.15 Friday
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2006.05.11 Thursday
5.11集会宣言
本日午前、2日の警視庁本庁、9日の原宿署に引き続き、渋谷署に囚われていた仲間が自由の身となった。最長12日間という、長期かつ不当な勾留を乗り越えて、ついに私たちは3人の仲間たちを取り戻したのだ。
弾圧は、主催者が受理したデモ申請を完全に無視してなされ、また現場の混乱の中で多くの者が根拠不明の逮捕指名を受けるなど、計画的・意図的であったことは明らかである。しかし、裁判所、そして検察でさえそれを押し通すことのできない、ズサン極まりない弾圧でもあったことは、3人の釈放状況のチグハグさなどから明らかである。 私たちはあらためてこの弾圧の暴力性・デタラメさを糾すとともに、この勝利を、解放された3人の仲間とともに、まずは喜びあおう。 しかしながら私たちはこの間、4月30日に引き続く権力被害にさらされ続けた。逮捕されたうちの3人の自宅には家宅捜索がなされた。1人は道路交通法の違反、2人は公務執行妨害の容疑であり、自宅にいわゆる「罪証」が存在しようもないのは明らかである。 また3人のうち2人に10日間の勾留が付けられた。存在するはずもない証拠の隠滅と、根拠のない「逃亡のおそれ」を理由としてである。この検察による不当な勾留請求を、東京地裁はそのまま認めたばかりか、これに疑義を訴えた準抗告を棄却さえした。 戦争国家化、新自由主義的政策を推し進める小泉政権下で次々に作られる、組織犯罪対策法をはじめとした監視・管理の法整備とその運用について、私たちは深い危惧を覚えてきたが、今回の一連の弾圧は、その危惧に確証を与えるものであった。 そして4月30日の私たちのデモに対してなされた「跡形もない破壊」についても、私たちはその被害を回復できないでいる。多くの音響器材が踏みにじられ、投げ棄てられ、破損したままである。負傷の痛みが癒えぬ者も多い。またあの野蛮極まりない弾圧を指揮し、実行した者たちについても、私たちの仲間3人の釈放と引き換えに、その責を問われ、断罪されたわけではない。またどこかで、新たな形で、私たちの政治的権利、表現の自由を破壊するために、登場するのであろう。 しかし私たちは4月30日に、ズタズタにされながらも訴えたではないか。「やられたままでは黙ってはいない」「プレカリアートは企み続けよう」と。 今日、釈放された仲間たちと共に、あらためてこの言葉を誓いあおう。 2006年5月11日 集会参加者一同 2006.05.10 Wednesday
メーデー弾圧抗議声明
戦時下の社会では、国のために生きる者、つまり国のために死ぬ者が称えられる。それは六十年以上前のこの国でも、今現在のこの国でも変わらない。そして国のために生きない者、つまり国のために死なない者は貶められ、排除される。これも六十年以上前のこの国でも、今現在のこの国でも変わらない。四月三十日、私たちはメーデーにおいてこの原則が適用されるのを見た。たとえメーデーの中でも、街頭で戦時体制に異を唱えることを許さない社会になりつつあるなかで私たちは生きている。しかしメーデーとは与えられるものではない。勝ち取るものである。メーデーとは労働者の祭典でもなければ国民の休日でもない。労働者の戦いの記念日なのだ。四月三十日、私たちは弾圧のさなかにそれでもメーデーを勝ち取った。メーデーは私たちのものだ。決して人を使い捨て、国のための死を望む者たちのものではない。
四月三十日、私たちのメーデーを弾圧した者たちを弾劾する。 私たちはおまえたちのような、つまるところは国のための死を望むものすべての解体を望んでいる。 囚われた仲間たちに一刻も早く自由を! 2006年5月9日 靖国解体企画 2006.05.10 Wednesday
私たちの仲間への逮捕・監禁を怒りをもって弾劾する
4月30日、私たちフリーター全般労働組合の呼びかけで
「自由と生存のメーデー06」の集会とデモが行われた。 この集会とデモは、去年に引き続き行われ、「社会的な 選別と排除を許すな」「低賃金・長時間労働を撤廃しろ。 まともに暮らせる賃金と保障を」と当然にも声を上げる行動であった。 その行動のなかで、3名もの参加者が警察権力により拉致・監禁された。 ほんの百数十人のデモ参加者の中から3名もの被逮捕者を出すという 過酷な弾圧にさらされ、図らずも、私たちのメーデーはまさに街頭で 声を上げ続けること自体がひとつの生存をかけた闘いとなったのだ。 この弾圧は、権力が、フリーターや派遣、契約、さらには外国人 労働者、野宿労働者という格差社会の生み出した人間たちを 「やっかいな者」「危険な者」とみなし、その連帯に恐怖した証左である。 この弾圧は、メーデーという労働者にとっての記念すべき日に行われ た労働者総体に対する弾圧である。そして、この弾圧は、 私たちがこれまでに獲得してきたサウンドデモという表現形式への弾圧である。 しかし、苛烈な弾圧による一瞬の無力感にとらわれながらも、 やはり私たちは抗議の声を、自分たちの尊厳を主張する声を上げ続ける。 私たちの生があるかぎり、私たちの声を封殺することはなにものにも 決してできない。権力は弾圧がさらなる運動を生み出していることを しかと思い知るがいい。 私たちは決して「やられたままでは黙ってはいない」。 2006年5月10日 フリーター全般労働組合 2006.05.07 Sunday
A Statement Against Police Suppression at May Day Demonstration
In April 30, 2006, "May Day For Freedom and Existence 2006" rally held at Jinguumae Onden Kumin Kaikaikan at Harajuku, Tokyo with about one hundred participants. As precariat, participants appealed the current situation of socially discriminated, sorted, and excluded people. However as though stomped on those appeals, three people were arrested unjustly and a truck with sound system was robbed by police during demonstration after the rally.
Police ignored the fact the application for this demonstration had been accepted, and tried to break down the sound-demo which is a form of demonstration with music playing constantly with DJ sets on a truck, by holding over "violating the Road Traffic Law." The suppression by Security Police, Riot Police, and Police Station under the jurisdiction resulted in an arrest of DJ whose charge was "violating the Road Traffic Law," another arrestee at that confused site whose charge was "interfering with policemen in the execution of their duties," and even a robbery of our truck. Moreover, toward the end of the demonstration, police tried to rob a balloon with "May Day" banner, pitched into demonstrators who defended it, and arrested one person whose charge was "interfering with policemen in the execution of their duties." Although demonstrators went to each police station where each arrestee was under detention, to stage protests right after demonstration, police haughtily trampled down the right for interview (Sekken Koutsuu Ken), having their own illegal way. We, the May Day Relief Association, which was formed right after the demonstration, have undertook relief activities and got back the truck and sound system on May 1st, and an arrestee who was held in charge of "violating the Road Traffic Law" on May 2nd. But other two arrestees are still in custody because their detentions were authorized. Though "being caught red-handed" does not need to raid arrestee's house, those arrestees' house searches were forced through. In this way, the court allows demands for custody and/or warrants by police and/or prosecutors, and suspects continue to be placed under substitute prison (police detention cell), not under independent judicial branches from investigating authorities. We outrage and concern about the fact that judicial authorities complicit actively in social suppression. It impairs social freedom of all, it stomps on life itself. This suppression against the May Day is nothing less than busting up sound-demonstration, and nothing less than political suppression to block associations of various people who demand the rights of workers. This is a "class" suppression. They fear solidarity of precariat. Also, as the flyer distribution and other recent incidents show, this is another example of beefed-up social suppression against all act of expression by the authority. We won't take this suppression! We strongly protest against police, prosecutors, and courts with our body and soul. Release Arrestees Now! Human voice for freedom and solidarity can't be suppressed! May 4, 2006 May Day Relief Association 2006.05.06 Saturday
表現の自由、デモの権利の破壊を許さない−−4・30「自由と生存のためのメーデー06」デモ行進への、警察による介入と逮捕は不当です!
WORLD PEACE NOW実行委員会
4月30日に原宿・渋谷で行われた「自由と生存のためのメーデー06」のデモ行進で、3人の参加者が警察の不当な弾圧によって逮捕されました。 主催者側の発表によれば、デモの申請時点では認めていたサウンドカーの使用に警察が不当な言いがかりをつけ、デモが始まってからすぐ、サウンドカーを取り囲み、DJを含む2人を逮捕し、また車そのものを奪い去りました。さらに行進が渋谷駅ハチ公前広場近くにさしかかったときに、掲げていたアドバルーンを奪い、それを取り戻そうとした参加者1人を逮捕しました。しかも当日、この不当逮捕された人たちへの差し入れも、拒否されたとのことです。 翌日の5月1日になって車と機材は返され、2日には逮捕された1人も釈放されましたが2人は勾留されたままです。 私たちは、憲法で保障された表現の自由、デモの権利を奪うこうした不当な弾圧に怒りと抗議の意思を表明し、勾留された人びとの即時釈放と、警察の謝罪を要求します。逮捕された人の自宅も家宅捜索を受けました。3人は、いずれも「現行犯」として逮捕されたものであり、「家宅捜索」や「証拠品押収」などは、嫌がらせ以外のなにものでもありません。警察の主張を鵜呑みにしてこうした「家宅捜索」を許可した裁判所の決定も批判されるべきです。 警察側は、私たちWORLD PEACE NOWのピースパレードでも、サウンドカーの使用に対してことあるごとに不当な言いがかりをつけ、規制しようとしてきましたが、私たちはなんとかそれをはねのけて、権利を防衛してきた経緯があります。 今回の弾圧は、いわゆる「サウンドデモ」全般の禁止につながるものになりかねません。非暴力のデモやパレードの参加者の多様な表現形態を警察側が一方的に規制することを、私たちは認めることができません。 新聞を発行したり、番組を放映するなどの発信手段を持たない市民にとって、チラシを配ったり、街頭に出て訴えかけることは、残された数すくない表現手段の一つなのです。そして、市民自らが問題提起をすることによって、他の人々も考え、議論をすることで民主主義の健全さが保たれるという意味で、デモをすることは民主社会にとっての根源的な権利なのです。 もともと諸外国と比べても、日本ではデモの規制が異常なほど厳しいことを、多くの人びとが指摘しています。その上、この間、反戦ビラや政党ビラの集合ポストへの投げ入れに対して、公安警察による選別的な逮捕・起訴・長期拘留事件が続発しています。憲法改悪への流れが加速する中で、市民の民主主義的権利の行使がますます制限されています。いま国会で議論されている「話し合うことが罪になる」共謀罪法案は、その典型です。 私たちは、デモ・パレードの権利を破壊しようとする権力のもくろみに強く抗議します。あわせて全国の市民の皆さんに、こうした危険なもくろみを阻み、市民の民主主義的権利を発展させるため、ともに力を合わせるよう訴えます。 2006年5月6日 2006.05.06 Saturday
私/私たちは弾劾する
いったいなぜそこまで恐怖にかられるのか。
フリーターや不安定な雇用、失業に呻吟するものたちの祝祭がそんなに怖いのか。 メーデーに恐れおののき、襲撃したものたちを弾劾する。 暴行のかぎりをつくした公安警察・機動隊は、120年前の5月1日に立ち上がったアメリカの労働者を銃殺し、絞首刑にしたものたちと何がかわろうか。 メーデーを破壊しようとし、蛮行に陶酔するものたちを弾劾する。 トラックを強奪した公安警察・機動隊は、70年前にメーデーそのものを奪い去ったものたちと何がかわろうか。 白昼公然とデモ隊の共有物を窃盗したものたちを弾劾する。 3名の参加者を拉致・監禁した警察は、54年前に「皇居」前広場(人民広場)を血で染めたものたちと何がかわろうか。 不当きわまりない逮捕を繰り返し、自由を絞殺するものたちを弾劾する。 鎮圧の祝杯をあげ、糞まみれのソドムの市で饗宴するものたちよ、 弾劾の嵐の中で、心底恐れおののくがよい。 私/私たちはいつまでも街頭に立ち尽くす、自由と生存のために。 2006年5月6日 海外派兵をやめろ!戦争抵抗者の会 2006.05.05 Friday
メーデーの自由と生存のために pp
1886年(明治19年)5月1日、アメリカのシカゴ、ニューヨーク、ボストンなど1.5万をうわまわる工場の無産者(プロレタリア)約40万人が、8時間労働制を要求してストライキを決行した。
過酷な長時間労働に抗議し、8時間労働靴や8時間労働帽子を身にまとい、「仕事に8時間を、休息に8時間を、おれたちがやりたいことに8時間を!」(「8時間労働の歌」)をスローガンに訴え、20万人以上の無産者が8時間労働制を勝ち取った。 しかし、5月3日にシカゴの機械労働者4人が警察官に射殺され、4日にはヘイマーケット広場での無産大衆の集会に爆弾が投げ込まれた。でたらめな理由で多くの無産者を逮捕・拘留したり、労働組合指導者を謀略的に絞死刑にするなど大弾圧をしかけ、ブルジョアたちは八時間労働制を反故にしていった。 あれから120年、いったい何が根本的に変わったろうか? アメリカの無産大衆は再び戦線を立て直し、1890年(明治23年)5月1日に向け、8時間労働制を要求して再度ストライキで闘う準備を開始した。第2インターナショナルのパリでの結成集会は、このアメリカ総同盟の呼びかけに応え、5月1日にいっせいに示威行動に立ち上がることを決め、世界の無産者に呼びかけた。アメリカはもちろん、アメリカの無産者と連帯してヨーロッパ、オーストラリア、ラテンアメリカなどで多くの無産者がデモンストレーションに立ち上がった。 世界中でメーデーの幕が開いた。以来116年、毎年5月1日に世界各地でメーデーが闘われつづけている。 1917年(大正6年)、ロシア革命によって8時間労働制が初めて国の法律として制定された。 1919(大正8年)年、国際労働機構(ILO)第1回総会は、国際的な労働基準として、その第1号条約「1日8時間・週48時間」労働制を定めた。 それから87年、日本政府はこの第1号条約にいまだ批准していない。 日本には、他国では当たり前の5月1日「メーデー特別休暇」すらない。 86年前の1920年(大正9年)5月2日(日曜日)、東京の上野公園で、1万人以上の無産者が参加し、日本で初めてのメーデーが開催された。世界のメーデーから立ち遅れること30年、日本での第1回メーデーは、「8時間労働制実現」、「最低賃金法設定」、「失業防止」などの要求だけでなく、日本軍のロシアへの反革命干渉戦争に反対する「シベリア即時撤兵」の反戦スローガンも掲げて闘われた。 1936年(昭和11年)、「帝都」にて2・26事件が勃発し、戒厳令発動。メーデーは、前年の第16回をもって禁圧され、翌年、日本帝国主義は中国への侵略戦争に全面的に突入した。 今年で86回ではなく、77回となっているのは、1945年までメーデーをする自由すらなかったからだ。 今から60年前、日本の敗戦の翌年、1946年(昭和21年)5月1日、メーデーは復活した。東京の人民広場(皇居前広場)では、50万人もの無産者が参加して第17回メーデーが開催され、全国各地でも闘われた。「働けるだけ喰わせろ!」など、生存を求める無産者の叫びがこだました。 1950年(昭和25年)、朝鮮戦争が勃発。1952年(昭和27年)、神宮外苑で開催された第23回メーデーは人民広場(皇居前広場)に向けてデモ行進したが、武装警官がデモ隊に襲いかかり、銃撃によって流血の事態(「血のメーデー事件」)となった。 歴史をみなの胸に刻もう。メーデーの自由が脅かされ、メーデーの生存すら否定され、暴政によっていくたの血が流されてきた。長い年月をかけて、いったい何が根本的に変わったろうか? 2005年、5月1日、東京の神宮前穏田区民会館にて、自由と生存のメーデーが産声をあげ、今年も4月30日、「自由と生存のメーデー06 プレカリアートの企みのために」(http://www.geocities.jp/precari5/)が開催された。 自由と生存のメーデーに襲いかかり、暴行し、強奪し、拉致・監禁したものたちを弾劾する。街頭や公園でのビラまきすら妨害され、今や、すべての人々の意思表示、示威、表現の自由と権利が危機にさらされている。いたるところから広範な抗議と反撃を! メーデー弾圧では、もはや法律も問題にされない。あるのは、なにかをしそうだという公安独裁の恣意的予断と、なにかをするならばという威嚇的示威だけだ。もはや行為や実行は問題にされない。共謀罪と何が違うのか? 国家権力の暴政、公安独裁を許してはならない。私たちの自由と生存のために、メーデーの自由と生存のために。確保し、押し広げよう、「おれたちがやりたいこと」の時間と空間を。 2006.05.05 Friday
松本ウルトラQからの声明
2006年4月30日当日、東京で行われた自由と生存のメーデーに対する弾圧に抗議します!
デモ申請を反故にし、デモへ介入し、不当にも参加者を逮捕し、彼らの表現を強奪し、暴行をはたらくという警察・機動隊の言動は決してあってはならないものです。 デモは警察や機動隊のものではありません! とりわけ、出発前のデモ隊への恫喝と介入は、「共謀罪」の先取りといえます。 また、今日まで続く勾留は異常です。彼らのメーデーを奪うばかりでなく、何日間も彼らの日常生活を奪うことは、絶対に認められません! 勾留中の2人への生活必需品の差し入れすら拒否する権限は警察にありません! 10日間の勾留決定を下した裁判所、裁判官の資質を疑います。 最後に、松本ウルトラQでは、このような無法・不法・不当な弾圧に引き続き抗議していきます。 2006.05.05 Friday
自由と生存のメーデーへの弾圧に糾弾・抗議する
原宿警察署署長殿
渋谷警察署署長殿(警務係) 2006年5月5日 ジャマルさんを支援する会 抗議声明:自由と生存のメーデーへの弾圧に糾弾・抗議する 4月30日に行われた「自由と生存のメーデー」の集会後のデモにおける3名の不当逮捕に対して以下のように抗議いたします。 1 デモの権利そのものを否定するかのような不当な弾圧 この日警備の側は、多くの私服・警察官・機動隊を配備してデモ参加者を威嚇し、デモ出発時より露骨な弾圧を狙っていたのです。デモ出発にあたって、警察は、音楽を流すことを禁じました。これは、明らかに、憲法が保障している言論・表現の自由へのあからさまな侵害行為です。たかが音楽がそんなに「恐い」というのでしょうか?そしてDJをサウンドカーからむりやり引きずりおろして「道交法違反」を理由に逮捕しました。このときDJを守ろうとした一名を「公務執行妨害」で逮捕し、さらにサウンドシステムを積んだトラックを盗奪し、機材などを積んだまま勝手に運転して持ち去りました。また、デモコース終盤・渋谷ハチ公前を過ぎたガード下あたりで「MAYDAY」と書かれた巨大バルーンを公安警察が強奪しようとして現場が混乱、この過程で一名を「公務執行妨害」で逮捕しました。このように執拗にデモに対する規制と弾圧を繰り返しました。まったく不当な暴挙です。 もはやデモを行うこと自体が取り締まられる時代となってしまったかのようです。デモは憲法で認められた基本的人権のひとつであり、それを不当に弾圧した警察は憲法に違反するという重大な過ちを犯したのです。その罪を問うべきなのは逮捕者でなく、警察の側の方です。今回の弾圧はあらゆる市民と労働者に対する攻撃であり、決して他人事ではないと思います。 2 デモでの暴力行為と差し入れの拒否など、これは権力犯罪ではないのか? 当日、警察・機動隊はデモ隊を盾で後ろから強引に押して推進しようとしていました。デモには車椅子に乗った障害者も参加しており、強引な推進規制を受けたり、逮捕時に警官に押されるなどして倒されそうになった方もいたとの事です。さらに警察は、この障害者を守ろうとした参加者の身体に直接触れて押しこむなどの嫌がらせを行っていたという情報も入っています。こうした不当な規制は暴力に他なりません。 デモ後の30日夜は、約30名による不当弾圧抗議・激励行動を、原宿警察署、渋谷警察署にたいして行いました。しかし、これまでと違い、逮捕された仲間の生存にかかわる生活必需品の差し入れすらさせないのです。まさに独裁国家と見間違うような弾圧で、これは虐待行為に他なりません。さらに事後的に家宅捜索も行うという弾圧を行ってきています。このように今回の弾圧はまさに権力犯罪とも言うべき様相を呈しています。警察はただちに謝罪するべきです。 3 2人の長期拘留を許さない。ただちに2人を解放せよ! 「道交法違反」で不当逮捕されたDJは、勾留請求されずに5月2日に釈放されました。警察の無法なやり方に検察さえもが勾留請求を断念したわけですが、「公務執行妨害」で逮捕された二名は勾留が決定され、依然として身柄を警察署内留置署(代用監獄)に拘束されています。しかし「公務執行妨害」の二名に対しては、警察→検察への送致、検察→裁判所への押送、つまり勾留請求がしかけられ、勾留の決定が強行されてしまいました。勾留期間は最大10日です。(延長されればさらに10日)被疑者は「推定無罪」ではないのでしょうか。家宅捜索によって住居も押さえ(=人定済み)、また「押収」も済ませているのに、いったいどこに勾留する必要性があるのでしょうか? 人権を踏みにじる、警察・検察の行政と司法のずるずるべったりの結託という現状に強く抗議します。もし勾留が長期に及ぶならば、その結果として職を失うなどの損失を与えて、事実上の精神的物質的な苦痛を与えるある種の拷問のようなものになりますし、明確な思想信条の自由の侵害だと言えます。強く抗議すると共に以下のように要請いたします。 1.今回の一連の弾圧に関して警察はただちに謝罪する事。 2.「公務執行妨害」で逮捕された二名をただちに2人を釈放する事。 2006.05.04 Thursday
【訂正版】抗議声明への賛同、連帯メッセージをお寄せください
11日追記:5月11日(木)、逮捕された三名全員は起訴されることなく無事釈放されました。
★多くの人の力で弾圧を包囲し、早期の釈放を実現するために、メーデー弾圧抗議声明にご賛同ください! 個人・団体を問いません。また、連帯のメッセージもあわせ募集いたします。(署名のみでもけっこうです) お寄せいただいた署名とメッセージはウェブサイト(ブログ)やビラなどで公表させていただきます。ぜひご協力ください。よろしくお願いいたします。(簡単な書式は下にあります) ※メーデー弾圧抗議声明は、以前流したものを大幅に改訂したものです。すでにご賛同いただいた方にはここにお詫びするとともに、改めて賛同へのご協力をお願い申し上げます。ご精査のうえ、引き続きご賛同いただくのが難しい場合は、お手数ですが mayday06q(at)yahoo.co.jp までご連絡ください。早急にウェブサイト(ブログ)の修正を行ないます。 メーデー弾圧抗議声明 2006年4月30日(日)午後、東京・原宿の神宮前穏田区民会館に百余名があつまり、「自由と生存のメーデー06」が開催され、プレカリアート(不安定な雇用を強いられた人々)として、社会的に差別、選別、排除された人々の訴えが発せられました。しかしその訴えを踏みにじるように、集会後のデモで3名不当逮捕・サウンドカー強奪の異様な弾圧が強行されました。 デモ申請の事実を無視した警察は、「道路交通法違反」を振りかざし、トラックにDJ機材をセットし、音楽を流して進むサウンドデモをつぶそうと躍起になったのです。公安警察・機動隊・所轄署が渾然一体となったこの弾圧で、DJが「道路交通法違反」で逮捕され、混乱した現場でさらに一名が「公務執行妨害」で逮捕、サウンドカーすら強奪される事態となりました。さらにデモ終盤では、視角効果の高い「MAYDAY」の垂れ幕を掲げた大きなバルーンを公安警察が奪おうとし、それを守ろうとするデモ隊に機動隊が襲いかかって一名を「公務執行妨害」で逮捕しました。 弾圧の直後、デモ参加者は逮捕手続きがなされる各所轄署に抗議行動に向かいましたが、警察は接見交通(外部交通)の権利(※)を傲然と踏みにじり、自ら脱法する勝手気ままな振舞いをほしいままにしています。直後に結成された私たちメーデー救援会は、当初のこの努力を引き継ぎながら救援活動に取り組み、5月1日にはサウンドカーと機材を、翌2日には「道交法違反」で逮捕された一名を取り戻しました。しかし二名は勾留決定されたために依然として身柄を拘束されています。本来「現行犯の罪証」には無用なはずの家宅捜索も強行されました。このように、警察・検察が勾留や令状の請求をかけると裁判所が簡単に認めてしまう、あるいは被疑者が勾留決定後も捜査機関から独立した司法機関のもとに移されずに、冤罪の温床となる代用監獄(留置所)に監禁され続けるなどのかたちで、司法当局が社会的抑圧に積極的に加担している現実に、私たちは強い怒りと危惧を覚えます。それは人の社会的自由を損ない、生そのものを踏みにじるものだからです。 このメーデー弾圧はサウンドデモつぶし以外の何ものでもありません。そして同時に、ただ生き、そして働くものの権利を求める多様な人々がつながろうとすることを阻む、政治的な弾圧にほかなりません。それはプレカリアートの連帯を怖れる「階級」的な弾圧であり、あるいはこのかん明らかになっているように、ビラポスティングなどをはじめとする、あらゆる表現行為を取り締まる意図をあらわにした権力者の、社会的抑圧の強化という事態なのです。 私たちは、警察・検察そして裁判所が一体となったメーデー弾圧を絶対に許すことはできません。満腔の怒りを込めてここに強く抗議します。 警察・検察・裁判所は被弾圧者を即時釈放せよ! 自由と連帯を求める人間の声を圧殺することは不可能だ! 2006年5月4日(木) メーデー救援会 ※接見交通権(せっけんこうつうけん)は被疑者または被告人が外部の人物と面会し、また書類・物品授受を行なうことができる権利のことです。逮捕後に勾留決定がなされると接見禁止処分がくだされることがありますが、その場合でも弁護士との秘密交通権(立会人なしでの接見)が刑事訴訟法によって保護されています。逮捕によって警察が有する身柄拘束の時間は最大48時間ですが、このあいだは接見禁止の処分が被疑者にくだされることはありません。つまりこの時間内であれば、弁護人でなくとも、誰もが接見(面会)や物品の差し入れを行なうことができるはずなのです。しかし平日以外や通常業務の時間外であると、往々にして警察は監獄法をたてにとって被疑者の外部交通権を実際に遮断してしまいます。メーデー弾圧では接見だけでなく日用品の差し入れすら認めないという、不法・不当な行為を警察があえて行なっています。とうてい「適法」とはいえないこのような警察の活動は重大な人権侵害です。 ★賛同 ・個人の場合 お名前 ( ) 肩書き(あれば)( ) ・団体の場合 貴団体名 ( ) ★連帯・支援のメッセージ(あれば) 声明賛同ないしメッセージは mayday06q(at)yahoo.co.jp に送ってください。※(at)は@に置き換えてください
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